まだまだ日中は夏服でも過ごしやすいですが、山の木々は秋色に染まる支度を始めているかのような釜石市。皆様がお住まいの地域はいかがでしょうか?
今回のフォトレポートは、今年いっぱいでの閉店が決まっている橋上市場前から。御覧の通り、今月に入ってからは正面入り口に閉店までの期日を示す看板も設置されました。 その名称が示す通り、橋の上に建設された市場としては、世界でもイタリアのフィレンツェと、ここ釜石市にしか存在しないそうです。私自身、仕入れの関係でたまに足を運ぶことがありますが、とても独特な雰囲気でいてどこか懐かしさを感じさせられる市場です。ご周知の通り釜石市は、過去に製鉄所がもたらした繁栄という歴史があります。この市場もそんな釜石市と共に45年という歳月を歩んできました。しかし、現在の人口は一時期の半分以下、行き交う人々や町の賑わいも少なくなってしまいました。隆盛をきわめていた当時のことは、まだ生まれていない私は知るよしもございませんが、この市場に一歩足を踏み入れると、何だかその当時の匂いがするような気がします。それは単に建物が古いとかではなくて、そう、懐かしいアルバムをめくっている時のようなそんな感覚に近いです。 多くの方の思い出が詰まった貴重な建物の取り壊しは本当に残念で仕方がありません。その後は、市内鈴子町への移転が決定しておりますが、そこで営業を再開するのは鮮魚などを扱う店舗のみとのこと。まだ足を運ばれたことのない方はお早めにどうぞ。あと4ヶ月です。